紅葉流の家元である紅葉 都にとっては記念すべき日であった。

会が始まるご挨拶を今回は市長が陣頭指揮をとる形での挨拶となった。
他にも各方面から通常以上のお祝いの花や品物が会場狭しとばかりに飾られていた。

会の最後のトリを踊るのはもちろん、智子である。
舞台が見える一番の貴賓席には和彦と百合子そして都の姿があった。

この舞台に賭ける意気込みは智子の踊りにも感じられていた。
智子の舞の素晴らしさは、観客を魅了した。

他人に教える事が下手な智子であるが、彼女の舞に文句をつける人物がいないであろう気迫を人々は感じていたのであった。

智子はスポットライトを浴びながら幸せを感じていた。

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